|
「成田新高速鉄道線」及び「一般国道464号 北千葉道路」事業は、千葉県立自然公園の特別地域に指定されている北印旛沼を橋梁で通過する計画としており、同事業の環境影響評価において、周辺に生息する湿地性希少鳥類の生息地の一部が、生息環境として適さなくなるおそれがあると予測された。
よって、これらの鳥類の環境影響の程度を回避・低減する必要が生じたが、現在の知見では具体的に採用できる保全策がないため、印旛沼周辺に湿地性鳥類の新しい生息環境を造成し、影響が生じると予測された生息地の代償措置を図ることとした。
千葉県知事意見等において、代償措置に対して具体的な内容の提示が求められたが、土地の確保や関係機関との調整等から具体的な内容を示すことが困難であった。そのため、環境影響評価書では、専門家の助言を得ながら、今後HEP(Habitat Evaluation Procedure)等の手法を用いて代償措置の効果について定量的に評価し、造成時期や造成面積等を検討するとの見解を示している。
本検討では、これらの経緯から、HEPによる生態系定量的評価手法を参考に、専門家の助言を得ながら、より鳥類の定着の可能性を追求した代償措置の検討を行うことを目的としている。
※一般的なHEPのしくみについては、田中 章先生(現東京都市大学准教授)からご紹介をいただきました。
なお、本HEP評価については、田中 章先生は全く関与しておらず、事業者及び専門コンサルタントで検討し、事業者の責任において実施しました。
|